05.04.22:31
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04.16.23:44
『バンドエイド』
もう一人会わないといけない人がいるとの事で、ある店に寄ることになった。
その店のモニターには、あるアフリカ地域のビデオが流れる。
食べ物や、学校施設に恵まれない、生きていくだけでも精一杯の
子供達の映像だ。
あるボランティア団体(この言い方は軽いが)のものらしい。
その店のオーナーは、会社の社長も日頃勤め、ライブハウスを経営し、
地域活性化やニューオリンズチャリティー等のイベントには、
ほとんど主催者なみに気持ちを熱くし、必ずといっていいほど顔を出す。
『自分の存在で何かを救う事』に熱い心を持ち続ける方である。尊敬する。
今は地域の活性化に力を入れているらしい。
その店でそのオーナーを待つ為、仕事の話ともかけ離れ、
酒の肴に雑談が恥じまる。
ある男性は自分の夢や希望や意気込みを熱く話す。
自分もその話題に乗っかり、酒の勢いで話し込む。
どんなにカッコいい話をしても、所詮、自分の長い人生の上での
『生き方』や『儲け話』『夢をかなえる』などと、自我やエゴの内容である。
到底、その店から流れる『アフリカの子供達を救う』映像とは、
まったくもってかけ離れているわけだ。
なんと小さな我々だ。。。と思わざるおえない時間を過ごした。
その店でその映像をバックに酒をあおるサラリーマンや、OL。
なんと不思議な光景である。
でも、我々は小さな小さな力なき人間である。
今の日本でさえサジを投げ、力合わせ変える事すら、他人のせいにして
逃げ腰の状態。
自分の事で精一杯なのである。
1985年7月13日正午(日本時間午後21時、アメリカ時間午前9時)
ボブ・ゲルドフ(元ブームタウン・ラッツ)
が1984年にテレビのBBCニュースで飢餓に苦しむ
エチオピアの人々を見たことがきっかけで、アメリカやイギリスの
ロック・ミュージシャンたちによるチャリティー・コンサートが開催された
本文より~
しかし、そこには重要な問題点もあります。
それは、これらアフリカで起きている飢餓の問題は、
この時だけのことではなかったということ、そしてその原因は、
西欧諸国によるアフリカからの富の収奪が原因だったということを、
このライブは明らかにすることを避けていたということです。
この収奪の構造を作り上げたのは、かつて西欧諸国が行った植民地政策であり、
その構造が経済構造として残っているかぎりアフリカの
厳しい状況はなくならないのは明らかです。したがって、
この事実を明らかにすること無しに、ただのチャリティー募金だけで
問題が解決することはないのです。
実際、飢餓の問題は、その後も続き、1990年代に入ってから
再び最悪の状態を迎えています。
しかし、その時はもうロック界はなんのチャリティーも行っていません。
結局は、現状に対する短期的なお金による対処をしただけだったのでしょうか。
その意味では、アフリカのミュージシャン自身が中心となって
チャリティーとして行った企画、その名もずばり
「Starvation(飢饉)」
の方が分かりやすい企画だったのかもしれません。
本当にアフリカを救いたいのなら、
彼らアフリカのミュージシャンたちを主役にして、
海外のアーティストたちが脇役にまわる企画があって良かったとは
思うのですが、
・・・。そう考えると、「WOMAD」の存在は非常に
重要だったと改めて思います。
(本文より~)
~自分にゆとりがないと人は助けられないものなのだろうか。。
そうとなれば、一生無理である。
必ずしも何かを製造し、それを売るやり方や、大きなイベントや
チャリティーなどを起こさなくてはいけないのか??
~私は『バンドエイド』の実際のビデオ
(何年か前、深夜の通信販売で1万円で販売されていた)をみて
何かやりたいのに、出来るはずなのに、何もしない自分に歯がゆい
思いをした事がある。
その店の映像を見て同じ気持ちが込み上げてきた。
すぐに何か、私たちの小さな力でも、何か出来る事はきっと
あるのである。
ここ最近、それを探してみる事にしようとの思いがやまないでいる。
本文のコメントより~
『2003年アメリカとイギリスによるイラクへの
攻撃が今まさに始まろとしている時、
アメリカ国内であれだけ反戦運動が高まっているにも関わらず、
アメリカのミュージシャンたちによる大がかりな
反戦コンサートが行われないのはなぜでしょう?
かつてあれだけ平和を求める歌を歌っていたミュージシャンたち、
そして音楽業界は、歴史上最も愚かな大統領の元で
すっかり保守化してしまったようです。
そう考えると、ライブ・エイドも
所詮他人事に首を突っ込んだだけの余計なお世話に思えてしまいます。
そうではないと、誰か示してくれ!』
→ http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/live-aid.htm
America音楽(Jazz中心に)大好き人間ですが
Americaと言う国は好きになれないです
そして音楽業界は、歴史上最も愚かな大統領の元で
すっかり保守化してしまったようです。
⇒
一番気になる所です。
コメント有難う御座います。
【そして音楽業界は、歴史上最も愚かな大統領の元で
すっかり保守化してしまったようです。】
↑は今の地球上の事を凄く皮肉った言い方だと思います。
時折(いつもそんな事ばかり考えてる知的な女ではありませんが)結局私たちは何も出来ず、今自分が生きている世代を終えて、次の世代へバトンタッチしてしまうのだろうか。。と嘆きます。
答えの出ない嘆きなんでしょかね。。。
とまぁしんみりせず今度Azumi 様のブログにも遊びに行きますね!
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